あなたが見ている現実は脳が選択した世界
みどりんです。
いきなりですが、脳幹網様体賦活系ってご存知ですか?
非常に簡単に言うと、脳内にあるフイルターのような役目をする器官です。
質問ですが、あなたが毎日見ている腕時計の盤面を描いてみてくださいと言ったとき、長針、短針の形とか、文字の形とか正確に描けますか?
多分多くの人が毎日見ているにも関わらず描けないと思います。
なぜこのようなことが起きるのか?
その理由が、脳幹網様体賦活系と言うフイルターの機能があるからです。
このフイルターは、あなたが意識していること(モノ)だけを見るという機能を持っているからなんです。
あなたは目の前の世界を全て見ていると思ってるかもしれませんが、実際に見ているのは目ではなく「脳」みたいなのです。
目は単なるレンズだけの役目なので、目だけあっても見れないのです。
実際は、目が捉えた光を目の奥にある網膜が感知し、その光を電気信号に変換します。
その電気信号が脳の視覚野に伝達され、脳の視覚野は受け取った電気信号を解釈し、イメージに変換することで見えるようなのです。
しかし、その「脳」で見れる範囲もかなり限定的なんです。
というのも、目が捉えられる範囲も可視光線のごく狭い範囲、400nmから
700nm 紫から赤の範囲だけ、ガンマ線、X線、紫外線、赤外線、電波はあっても見えていません。
さらに言うと、脳には意識したものだけを認識するというフイルターがあり、あなたに必要な情報とそうでない情報を瞬時に判断し、自分に必要でない情報は認識しないようになっているみたいなのです。
なぜかというと、脳は人体全体のエネルギーの20%を消費するので、脳はなるべく余計な処理をしないようにしているようなのです。
わたしたち人間は、物理的にも意識的にも非常に限定的な狭い範囲しか見えないし見ていないということですね。
わたしたち人間は「これが全てだ」「これが現実だ」と思っている世界は、針の穴から巨大な象を見ている感じなのでしょうかねえ。
宇宙はとてつもなく広いんでしょうね~。