
人間が行動する動機って何
みどりんです。
人が何かをやろうとした時、何を前提に自分が活動しようとしているのか考えたことありますか?
快か不快か、このどちらの感情を感じるかかが行動の動機の基礎になっています。
日々私達はいろいろな活動をしていますが、行動する動機の一つは「人からの評価を得る」ということに集約しているようです。
評価を得ると快を感じることが出来ますから。
良いとか悪いとか言っているわけではなく、人間の行動システムをただ述べているだけです。
人間は赤ちゃんとして未発達の状態で生まれてきます。
依存状態から成長の過程に移るのですが、生物として生きていく為には親の評価を必要とします。
親の評価を得るためには、交換条件として我慢をして愛情を得るという働きが発生し、大人になってもそれは残って働いています。
理不尽なことを要求されても我慢して仕事の評価を得るとか、それによって自分の存在価値を確認でき快を感じることが出来るからです。
やがてそこに存在価値を感じる為の行動のルールが発生し、ねばならないルールに支配され脳に思い込みのパターンが形成されていきます。
ルールから出ようとすると罪悪感や恐怖感が起きます。
その根底には自分でも気づいていない無意識下に閉じ込めている無価値感が潜んでいるからです。
何かをしないと価値がないという強迫観念が在るからです。
人からの評価を得ると価値があり、得ない自分には価値がないと思ってしまっているからです。
無価値感イコール不快感を感じます。
そのパターンから開放されるためには、何の評価や判断もなく、一段上から自分の思考や行動を只々観察して心の状態に気づいているだけで、やがて自然に変化が起きてきます。
目の前の出来事に右往左往しなくなってきます。
もちろん右往左往して楽しんで全然OKなのですが。
あるがまま、存在しているだけで無限の価値がある事に気づきます。