
思い通りの人生を楽しむにはどうすればいい?
みどりんです
さて、私たちは日常生活で、「世界」というもの「現実」というものが存在していて、その中で自分が生きているという感覚で生きていますよね。
私たちは常に、「外界」からの刺激を「目、耳、鼻、口、皮膚感覚」などの「五感(視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚)」や雰囲気などの「感覚」からの「情報」で世界が確実にあると認識して生きています。
それらの情報を集めて「意識(脳)」で処理したものを再構築したものが私たちが見ている「現実」です。
つまり、私たちは、目の前のことをそのまま見ていると思いこんでいますが、実は全て一度「意識(脳)」を通した情報を集めたものの一部を「映画」のように、スクリーンに投影した映像を見ているのが「現実」のようです。
そこには必ず、あなたが無意識のうちに持っている「価値観」「常識」「信念(思い込み)」などがプラスされています。
私たちは、実は「意識(脳)」の中で作り上げられた、「仮想現実」の中で生きていると言っても過言ではありません。
私たちが普段見ている「現実」「世界」というものは、目の前のことを「そのままみている」のではなくて、全て「五感」などから集めた情報に、その人の「価値観」「常識」「信念(思い込み)」をプラスした、あなただけの「仮想現実」を見ているのです。
「私たちが『仮想現実』を見ている」ということについてもう少し詳しく解説しますが、私たちの「意識」は大きく分けて「顕在意識」と「潜在意識」に分類されます。
普段私たちが考えたり、想像したりしている意識できる部分が「顕在意識」普段自分では意識できない、生存に関わる部分を担っているのが「潜在意識」と言われています。
この普段私たちが認識できる「顕在意識」は一度に処理できる情報量が決まっています。
一度に大勢にしゃべられても、一人一人の話が理解できなくなるように、多くの情報を同時に処理することができません。
一度に大量の情報を受け取ってしまうと、「パニック」になってしまうので、「潜在意識」が自動的に、「今必要な情報」を取捨選択して、「顕在意識」に自動的送ってくれています。
その「今必要な情報」だけを集めて再構築したのが、あなたの見ている「現実」です。
世界のほんの一部だけを見て、これが世界だと思っているのです。
だから私たちが見ているのは、「仮想現実」とおなじだと言えます。
そして、そのように私たちが「ほんの一部の情報」だけを「現実」だと思いこんで生きていることでどんなことが起こっているかと言うと、「本当は目の前にあるものが見えていない」ということです。
例えば、駅前の「パン屋さん」がいつの間にか、「携帯ショップ」に変わっていたのに、全く気付かずに、ある日気づいて、友人に話したら「え?あれ3か月前くらいから変わってたけど?今頃?」と言われたり、
これは、普段「注目するべき」情報ではなかったがために、目では見ていても、その情報が「顕在意識」に送られずに、過去の記憶を再生していたということだったりします。
「信念(思い込み)」を持っているがために、真実が見えなくなっていたりします。
私たちは、現実をちゃんと見ていると思いこんでいても、実はほとんどちゃんと見ていないんです。
私たちの「顕在意識」は同時に多くの情報を処理できないので、本当は目の前にあることも見逃している場合が多々あるのです。
私たちの「意識」の内部では、「顕在意識」が多くの情報を処理できないがために、「潜在意識」が自動的に情報を取捨選択している・・・
その自動的に「潜在意識」が情報を取捨選択してくれる基準が、あなたが持っている「信念(思い込み)」だと言えます。
「信念」とは、私たちが「私はこういう人間である」「世界はこういうものである」というような、自分や世界に対して、「こういうものである」「こうあるべき」と信じていること、と言えます。
例えば、「男は強くあるべき」「女はおしとやかに」「お年寄りは大切にするべき」・・・
ということから始まり、「人間とはこう生きるべき」「神に忠誠を誓うべき」というような「信念」で殺人や(宗教)戦争のようなことも起こったりします。
それくらい「信念」は私たちの生き方に大きな影響を与えているのです。
そして、その「信念」に合う情報は「よく見える」ようになり、「信念」に合わない情報は、「スルー」したり「拒絶(怒りが湧く・許せないなど)」してしまうということも起こってきます。
人は「信念」によって、生き方が決まってくるし、時には「信念」が殺人や戦争まで起こすような強い影響力があるのです。
そして、「信念」に合う情報は「よく見え」、「信念」に合わない情報は「スルー」してしまえるのです。
「信念」というと、「強く思っている、信じていること」というイメージがあるかもしれませんが、育ってきた環境で、無意識のうちに洗脳され、根付いている「信念」もあります。
家族が仲良かった家庭なら、「家族は大切にするべき」という「信念」を自然と持っているでしょうし、家族がバラバラだった家庭なら、「家族でも信頼はできない」という「信念」を持っているかもしれません。
そして、その「信念」がその人の「コンフォートゾーン」になっている場合がほとんどです。
「コンフォートゾーン」とは、その人が「この範囲は安心」と感じる状態や環境のことです。
先ほどの例でいうならば、家族が仲が良かれば、家族で過ごすとか、人と過ごすのが「コンフォートゾーン」になるでしょうし、家族がバラバラだったなら「家族や人と過ごすのはしんどい」と感じて、「一人でいること」がコンフォートゾーンになるかもしれません。
さらに、この「信念」によって作り上げられている「コンフォートゾーン」に、人は意識的・無意識的に「執着」しようとします。
「人はこうあるべきだから、これはできない」「今までそうしてきたから変えることはできない」という感じです。
私たちは「コンフォートゾーン」から離れることに不快感を感じてしまうのです。
つまり、あなたが今持っている「信念」によって、あなたが変化することが難しくなっているとも言えます。
このために、人生を変えるために努力をしても、いつの間にか元通りの生活に戻っているということが大いにあるのです。
あなたが持っている「信念」に沿って「コンフォートゾーン」が出来上がってしまっているからです。
そのために今あなたが持っている「信念」から外れた生き方をしようと思っても、難しいのです。
努力をして変化を起こそうとしても、いつの間にか元通りになっていたりします。
持っている「信念」によって、思い通りの人生を生きることが難しくなっているのであれば、どうすれば「思い通りの人生」を生きることができるのか?
それは、「今あなたがもっている『信念』を見つけ出して、書き換えていく」ということです。
私たちは育ってきた環境などによって、無意識のうちに「信念」を作り上げている場合が多いので、なかなか普段は自分が持っている「信念」に気づくことができません。
しかし湧いてくる感情に気づき、「信念」を変化させることによって、あなたの「潜在意識」が徐々に変化し始めます。
そのことによって、あなたの内部の「仮想現実」も徐々に変わっていきます。
「信念」によって作り上げらられた「コンフォートゾーン」も徐々に変化していくので、視野が広くなり、今まで体験できなかった広い世界を生きられるようになっていきます。
思い通りの人生を生きたければ、あなたが持っている「信念」に注目していく必要があるといえます。
あなたが持っている「信念」に気づいていくためには、あなたが日ごろ感じている「感情」に注目することが必要です。
実はあなたが「感情」を感じるのは、「信念」を持っているからです。
もしあなたがなんの「信念」も持っていなければ、つまり「人はこうあるべき」とか「この世界はこうであるべき」というような思いが無ければ、もし誰かが仕事をさぼっていても、
ああ、あの人はそうなんだ、で済ますことができます。
あなたが「仕事はちゃんとするべき」という「信念」をもっているから、あなたは頑張って仕事をするし、誰かがさぼっていたら、「怒り」や「いらだち」というような「感情」を感じることになります。
このように、私たちは、個人的に「思い入れ」のある相手に対して「こうあるべき」という「信念」を持ちがちです。
その持っている信念によって、人を批判したり判断したり、色々な感情が生まれてくるのです。
これらの例のように、あなたが「感情」を感じるところには、必ず何らかの「信念」を持っていると思われます。
その「感情」に注目し、その「感情」を感じ、私はどのような「こうあるべき」という「信念」「観念」を持っているか、ということを分析してみるのも楽しいですよ。
あなたが持っている、あなたの人生に影響を与えている「信念」を見つけ出すには、あなたの「感情」に注目してみることです。
「信念」を持っているところに「感情」は湧いてきますから、特に強く、「ネガティブな感情」を感じるところには、あなたの人生に強く影響している「信念」が眠っているかもしれませんね。
「怒り」「恐怖」「不安」などの感情の裏には、「こうするべき!」「こうでなければならない!」という強い「信念」があります。
そういう「強い信念」はあなたが実は、その生き方をしんどいと感じていても、いつまでもあなたをその「コンフォートゾーン」に縛り付けてしまいます。
そのために、あなたは持っている「信念」を変えていく必要があると言えます。
そのためには、自分の感情に気が付くことです。
その感情にはどの様な観念があるのか見ていくことです。
観念が見つかったら、クリーニングして消去すれば消えていきます。
思い通りの人生を生きたければ、観念を浄化すればいいだけです。
観念浄化の方法をお教えいたしますので良ければご連絡くださいませ。