感情には中毒性がある

2020年02月15日


みどりんです。


感情には中毒性があるというお話をしたいと思います。


一般的に中毒性というと、ニコチンの例がわかりやすいと思います。


喫煙者の人にタバコを吸うのを一ヶ月やめてもらったとすると、おそらく

ニコチン切れの禁断症状が現れて、タバコを吸いたくてイライラしてくる

と思います。


このタバコのニコチン中毒とおなじように、感情にも強い中毒性があるようです。


例えば、トイレットペーパーや、歯磨き粉など、日常品の予備が常にないと不安でどうしょうもなく、大量にストックしておかないと気がすまないとか。


外出時にガス栓を閉めたかどうか気になり、不安でしかたなく何回も確認してしまうとか。


冷暖房完備の便利で快適な環境に長く住んでいると、災害などで電気が数日間使えなくなったりすると、それまでの快適な生活が遮断されるので、とても不愉快な気分になりますよね。


このように、「快適」とか「安心」という感情を日常的に感じ続けていると、その感情を急に感じられなくなると、イライラして不愉快になります。


つまり、人間には、同じ感情を中毒的に求めるような性質があるのです。


過度に不安症な人、心配性な人があなたの周りにいないでしょうか?

こういう人達は、不安という感情の中毒状態になっているのです。


不安の中毒症状に陥っている人は、一定時間不安を感じないと、ニコチン中毒とおなじように、禁断症状を起こすのです。


そして、無理矢理でも、不安を見つけ出して、不安になろうとするのです。

そのため、結果的に一日中不安を感じ続けることになるのです。


ニコチン中毒の人が一日中タバコを吸い続けるように、不安中毒の人も

朝から晩まで不安を感じ続けることになるのです。


しかし、多くの感情中毒者の人は、自分が感情中毒であるという自覚がありません。


自分が感情中毒であるという自覚がないから、その中毒状態から意識的に抜け出すことができないのです。


これは、逆に言えば、感情に中毒性があるということがわかっていれば

ネガティブ感情の中毒状態から脱出することも可能になるということです。


結論を言うと、「今、私は不安という感情の中毒になっている......」と自分の感情に気づくことができれば、「よし、不安を感じないように何か対策を立てよう」と考えることができ、感情中毒を抜け出せる可能性がうまれてきます。


「感情には中毒性がある」ということをしっかりと認識しておいてほしいと思います。

© 2019 Worlds Collide。 このページはカラフルに彩られています。
Powered by Webnode
無料でホームページを作成しよう! このサイトはWebnodeで作成されました。 あなたも無料で自分で作成してみませんか? さあ、はじめよう