感情は複数同時に発生する
感情は複数同時に発生する
みどりんです。
今回は、感情は複数同時に発生するというお話をしたいと思います。
あなたは、感情が複数同時に発生するという認識を持っていますか?
もしかしたら、固定観念で、感情は1つずつしか発生しないと思い
込んでしまっているかもしれませんね。
実は、感情というものは、常に単体で発生するわけではありません。
複数の感情が、同時に発生することが頻繁にあるのです。
例えば、愛する身近な人が病気で長く苦しんだ挙げ句、亡くなった場合など、「悲しみ」と「安堵」という感情が同時に発生することがあります。
「あー、やっとこれで苦しまないですむんだ.....」と思って、悲しみと安堵
の感情が同時に発生する場合があるのです。
それから、友達が病気になり入院したりしたときなど、「可愛そう」という感情と、「自分は病気にならなくてよかった」という安堵の感情が同時に発生すると思います。
これは、可愛そうだと思っていない訳ではないのです。
可愛そうと思いつつ、同時に安堵も感じているだけなのです。
他の例でも、自分の子供がテストで0点を取った時、多くの親は単純に
怒りだけが発生しているのではありません。
「なんてこの子は馬鹿なんだ」という失望とか、「あなたはちゃんと勉強
すればできる子なのに」という期待という感情も同時に発生しているのです。
他にも、30代後半で、未婚女性の一番の親友が、念願かなって結婚した時に、「結婚おめでとう」という祝福の気持ちはあるものの、同時に、「あー、もう一緒に遊べる時間が減っちゃうな」とか、「先を越されてしまったな」とか妬みや嫉妬の感情も同時に湧いてこないでしょうか。
「私は、本当は心から結婚を祝福していないのではないか? 私はひどい女
なのかな?」と思ったりするかもしれません。
しかし、感情は複数同時に発生するものなのです。
相反する感情であっても同時に発するのです。
だから、あなたはしっかりと「感情は同時に発生するのだ」ということを
認識しておいてください。
そうすれば、無駄に罪悪感を感じたり、自分はひどい人間だと自分を責めてしまうことをかなり防げると思います。