目の前の現実は、あなたの内なる反映
みどりんです。
眼の前の現実という映像は、あなたの内なる世界の反映という事について書いてみたいと思います。
私達の目の前には一瞬として止まることなく、様々な現実が川の流れのように展開しています。
その現実の出来事に対する解釈によって、あなたは自分の人生の有り様を決定しています。
すなわちどのように解釈したのか、解釈こそが人生となっていくわけです。
家族の問題、病気の問題、人間関係の問題など問題のオンパレードかもしれません。
私も長く生きていると、真面目に生きているのに何でこんな事が起きてくるのか?
私の人生は先祖の誰かのせいで呪われているのかもしれない、霊能者にでも見てもらおうかと本気で思ったことがあります。
しかし、あるセミナーへ行ったとき、鏡の法則なる考え方を知りました。
一瞬で何十年もの間、毎日毎日何でこんな事が起こるのか?という被害者意識満点の考え方が反転し、現実の全ては私の内面の反映だったのだと気づいたのです。
その日を境に今までの何十年もの間の恨みつらみの思いが一瞬で変わった瞬間でした。
「思いが変わると行動が変わる」ということがよく言われますが、私は人間の思考はどこから生まれてくるのかと疑問に思い、私なりにいろいろ追求してきました。
人間の行動を支配しているのはどうも潜在意識であるということがわかってきました。
私は人間の潜在意識や潜在能力に関する勉強が大好きです。
様々な本や、メルマガを見ていますが、その中でも大好きな人がいます。もうすでにこの世の人ではありませんが、とても考え方が素敵だと思う人がいます。
津留晃一さんと言われる方ですが、講演集の一部を表示したいと思います。
以下、津留晃一さんの講演集より
「私を否定できるのは私だけ」
あなたが否定されたと感じたり人から拒否されたと感じる時、即座にこの言葉を思い出してください。
そして「私のどんな考え方が、自分にふさわしくないこの現実を映し出したのか」と自分の内面を見つめてください。
このムッとする感情は単に起きているだけだ。自分の想念が鏡として映し出されているだけ。
そして「私にはまだ自分には克服すべき欠点があると思い込んでいるのかもしれない」という点に注目してみて下さい。
確かにあなたの想念が現実を創ります。だから欲しくない現実が現れたからといって「自分には良くないところがある」という結論を出す必要など全くありません。
こんなふうに思考が流れてしまう事に我々は普段疑問さえ感じません。
二極的思考の流れをチェックしてください。もう少し自分の思考パターンを見張ってください。
なにか好ましくない現実に出会う都度に、あなたは自分を否定していませんか。
今、下したあなたの否定的判断は、あなたの宇宙という鏡を通して、またあなたの元へ帰ってきます。
あなたが他人から否定されるという現実の形をとって。
自分で自分を否定しているという事実に気づいていないあなたは「どうして私はあなたから否定されなければいけないの」と否定してきた相手を憎みます。
その方が鏡であるということをすぐに忘れてしまいます。
自分の発した想念を見張っていないからです。
「肉体に不調和が現れるのは、想念に不調和があるからだ」という話はもちろん真理です。
だからといって今、自分の肉体に具合の悪いところがあるのは自分の至らなさのせいであると自分自身を否定する必要がどうしてあるのでしょうか。
そんな二極的発想は全く不必要です。
ただ見ていればいつの間にか消えていくだけです。
あなたが朝顔の種をまいてその花が咲いたときはどうしますか、「自分のせいでこんな事になった」などとは思わず、「ああ咲いた咲いた」と見ているだけでしょう。
我々の創り出す成果、それはプラスであれマイナスであれ、時の流れと共にいつの間にか消え失せます。
そんな変わりゆくものに意識を止める必要はありません。
我々にとって必要なものは、変わりゆく現実にはなく、永遠である我々自身のあり様です。
永遠に続く「本当の自分」という存在にだけフォーカスしてみてはどうでしょう。
「このままで良いのだったら、進歩しないではないですか」という疑問がわくでしょう。
そうなのです、あなたは「進歩しなければいけない」という考え方によって今の自分を裁きます。
それこそが今、この瞬間の自分を否定している最大の証拠です。
「進歩しなければ」という発想こそ根本的自己否定です。
その発想は「至らない自分がいる」という考えをベースにした思考です。
根底に至らない自分の存在を認めているからです。
全てはそこから始まります。そのあなたの自己否定によって、今のあなたの宇宙は構成されています。
すべての現実はその自己否定から始まっていることに気づいて下さい。
まず、至らない自分がいて、その不完全な自分を修復していくというのがこれまでの生き方でした。
あなたはどんなに努力して自分を修復しょうとしてもその根底の所で自分の至らなさを認め続けているわけですから、永遠に進歩ゲームは続いていくわけです。
あなたは自分を修復させようとしている限り、至らない自分をもう片方で創造し続けているのです。
「私には何も否定すべき何物も存在しない」という言葉を思い出してください。
今だしている想念であなたの未来が決まります。
今ここに否定的感情があるとしたら、ただ黙ってそこにいて、今の自分を感じてあげてください。
自分の想念の一瞬一瞬を見張ってください。
あなたのすることはそれだけです。
その現実には対処しないでください。
そうしたらもうそれ以上事態が悪くなることはありません。
今すでに、あなたの過去に出した否定的想念が実っているわけですから、その実った現実はいつか消えていきます。
「でもそんなふうには思えない」とあなたの自我が言ってきたら、無視するのではなく「本当にそうだよね」と言い分をわかってあげてください。
あなたの中のそんなふうには思えない部分さんも、あなた自身がわかってあげさえすれば、必ず安心して静かになります。
私達の思考は、絶えず今ある現状を判断しようとします。
今目の前に展開している映像を、自分にとって都合のいいことか、不都合な現実であるかを。
そうして不都合な現実に対処していく。
これが生活になっています。
しかしあなたの判断は、過去のあなたの価値観というモノサシによって初めて可能になります。
今あなたの下した判断は、過去の考え方に基づいています。
そして判断した結果、未来に対処します。
すなわち判断は、過去のあなたを投影してしまうわけです。
実は人間の判断という行為によって、過去が未来に受け渡され、直線時間というものが創造され続けているわけです。
判断してそれに対処していく生活とは、過去と未来に生きる人生です。
今ここ、という最高にエネルギーに満たされた瞬間を、過去へのこだわりと未来への不安に対処する、という人生に浪費し続けます。
あなたは判断するという行為を通じて、今ここ、という宇宙とつながっている状態から自分自身を切り離しています。
判断するという行為を通してあなたは自分自身のパワーを失い続けています。
その結果、「自分には力がない」という妄想を信じるに至りました。
どうか勇気を持って判断するという生活から離れてみてください。
ただそこにいて今、を生きてください。
引用はここまで
いいとか悪いとか、私達はすぐ判断してしまいますよね~、思考と自分を切り離して思考を観察するということにチャレンジしてみませんか?