
神のシナリオ
みどりんです。
多くの人が、自分には「何かしなければならない事がある」と考えているようです。
自分には何か成すべき使命があると考えます。
あなたに成すべきことが何かあるとしたら、それは「今を100%生きる」ということであり、それ以外にあなたの成すべき事はありません。
将来のいつかあるとき、あなたが光るために今があるわけではなく、何か達成されたときに輝くように今が用意されているわけでもありません。
今、輝くためにあなたは存在しています。
あなたがするべきことは今光輝くこと、あなたの命を今、生き生きと発揮させることです。
なのにどうして今輝こうとせず、これが出来ないとダメだと決めているのでしょうか。
あれがない限り不可能だとか、これさえあれば出来るのだが・・・と。
「これがあれば輝けるのに」と決めているのは誰でしょう。
そう決めているのはあなたの自我がです。
「いや親に言われるから」「周りの人がそう言うから」とあなたは言うかもしれません。
しかし親や周りの人達のその意見を受け入れているのはあなたであり、あなたは親や周りの人の意見を受け入れないこともできるのです。
人の意見を受け入れ、自分を縛っているのは自分以外にはいないのだ、ということに気付くべきでしょう。
人は元々完全に自由です。
「私には何かしなければならないことがある」と考えただけで、人はその自分の考えから束縛を受け始めることになります。
「ねばならない」ことはあなたを縛りはじめます。
あなたを不自由にしているのは、この「ねばならない」という考え方です。
あなたにしなければならないことなど何一つありません。
「こんな自分を何とかしよう」、「この気持ちを何とかしなければ」、「あいつはこのままではいかん、何とかしなければ」、とこんな気持ちから行動をとっている人のなんと多いことでしょうか。
これらはいずれもあなたの自我(エゴ)から出てくる行動であり、あなたの本質である神我のなすワザではないのです。
これまで人は神のごとき人間になりたいと、多くの理想をかかげて行動してきましたが、人はこの「理想」を心に抱いたその瞬間から、実は、何とかしなければならなくなってくるのです。
理想とかけ離れた自分を何とかしなければならなくなってくるわけです。
人が理想を思い描くのは今が理想的でないと感じているときであり、あなたの無意識下に秘められた、今を否定する「このままではダメだ」という思いが、このままではいけない困った現実を引き寄せることとなってきます。
それがあなたがこれまで体験し続けてきたあなたの現実です。
あなたは自分の根源であるハートの中心に意識を置いておきさえすれば「どうにかしよう」という思いは瞬時に消えてしまいます。
どんな時も、あなたの成すべきことは一つです。
あなたは自分自身にただ命じます。
自分を意識の中心点に置くように・・・。
意識の中心点とは、あなたという宇宙の特異点のことです。
そこは常に創造の始まりの場であり、あなたの全てのスタートポイントです。
そしてそこがあなたのゴールでもあります。
歓びは、今、ここにあります。今この瞬間には無限の歓びがあります。
あなたが頑張って達成したところにも、もちろん歓びはあるのですが、それは限られた歓びにすぎません。
限定付きの歓びを追い求めるゲームはそろそろ終わりにして、これからは、この瞬間の無限の歓びの発見にこそ努めていただきたいと思うのです。
黙って静かに目を閉じ「私は今、完全に満たされている」と、ゆっくり2、3回この言葉を自分の内に向かってささやいていると、かたよりのないニュートラルなポイントへおのずと導かれていきます。
あなたにとって必要な情報や現実がやって来るでしょう。
それだけが今あなたにとって一番必要な情報であるのです。
必要以上の情報が来ることはありません。
本当は、今、この瞬間に、全ての情報があなたのまわりに充満しているのです。
今、ここにある情報で、今、ここを遊んで下さい。
今の瞬間に悦びを美しさを、今の今表現することです。
自己弁護をしている自分に気付いてください。
人を批判している自分に気付いてください。
自分を責め、落ち込んでいる自分に気付いてください。
人によく思われようとしている自分に気付いてください。
欲求不満の中でストレスを発散していませんか?
そんなつまらないことに今というこの大切な瞬間を浪費しないでください。
「自分は自分の悦びを表現しようと思っている。
しかしそれにはこれが必要だ。
だから自分は今これを手に入れようとしているのだ。
「仕方がないではないか」と人は言います。
そう思っているあなたがいることは事実ですから、あなたのまわりに
そんな宇宙空間が事実として引き寄せられるのは当然です。
あなたが創造主なのですから。
「だってみんなもそう思っているではないか」とあなたは続けます。
もちろんその通り、あなたの創った世界ですから、あなたのまわりにあなたと同じ考えの人が集まって来て当然です。
あなたがその思いを手放したとき、あなたのまわりの現実が変わり始めます。
今この瞬間のあなたの歓びの思いが、次の瞬間のあなたの輝く未来を創造します。
その歓びの瞬間が、又その次なる歓びの瞬間を産み出し、こうして永遠に歓びが途切れることなく続くことになります。
あなたは自分の手でシナリオを書いてこの地球へやってきました。
しかしその自分で書いたシナリオのことはもうすっかり忘れさっています。
今、あなたが頭で考えて何かを強く望んだとしても、もちろんそれは実現することでしょう。
それもなかなかおもしろい地球ゲームです。
でもこれまで、散々自分シナリオゲームをやってきたのですから、このあたりで自分が神であったときに書いた神のシナリオに戻ってみてはいかがでしょうか。
「でもこれはしてはいけないのではないかしら」という思いがわいてきたとしたら、その思いをただ単に大切にし、その思いと闘うことなく、どうしてこれをしてはいけないという考えが起きてきたのかを眺めてみて下さい。
あなたはあなたの神の部分が考えたシナリオと、制限だらけの自我が考えたシナリオと、どちらが自分にとって有意義なことであるかを比較してみて下さい。
あなたが自分のシナリオを使わなくなったとき、あなたという神のシナリオが働き始めます。