
絶望感
みどりんです。
「絶望感」という言葉はこの三次元世界では最も否定的な言葉のひとつであると言えるでしょう。
「私は今、絶望のどん底だ!」という話を聞かされた時、「おめでとう良かったね」と励ます事の出来る人が、果たしてどのくらいいるでしょう。
エネルギーの次元から見れば「絶望的だ!」という状態とは、最も覚醒エネルギーのポテンシャルが高い状態のことです。
自我が望みを絶たれた状態、理想の消えた状態、目標を見失った状態。
自我が消滅し、本当の自分が目覚めだすチャンス到来です。
この世のシステム、進歩、発展、向上というこの世の三次元成長ゲームとは、自我の成長ゲームでした。
そんな夢ある絶望的状態を体験し始める人達が、今、増えてきたように思います。
しかし、せっかくのゲームを長引かせたいのか、苦しみや困難の中でいつまでも遊んでいる方々が多く見られるように思います。
「イヤー、よくわからない」「ウーム、難しい」という言葉の好きな方々です。
「簡単にうまくいくはずがない」という確信を持っている方々のことです。
あなたの「難しい」という考え方があなたの今を創っているからです。
そしてあなたは自ら創り出した「難しかった」という過去の体験から、真実難しかったという学びを深め、その「本当に難しい」という新たな思いがさらに未来へ投影され険しい道をさらに築きます。
あなたは過去の体験から出られなくなっているわけです。
「楽をして儲かるはずがない」という考え方を親から教育されたあなたは、安易な儲け話に乗って大損をした体験を味わったことがあるはずです。
そんなあなたは「やっぱり親の言うことは正しかった、うまい話には気をつけよう」と自分の正しさを確信します。
自分の思いが損を引き寄せたのだとは気づけません。
こうして先人の信念を未来へと受け継いでゆくわけです。
教育と称して、失敗の知識を私達人類は蓄積し続けてきました。
戦争の失敗を学んだ者は、その知識により何とか戦争を避けようと、争いごとに意識がフォーカスし続けます。
そしてまた争うという同じ体験を引き寄せて、失敗を後輩への遺産として
受け渡してゆくのです。
あなたは「今」その考え方を変える力を持っています。
「難しい」という思いを「簡単にいく」という思いに切り替えることが出来るのは「今」です。
あなたはこれまで、「今」にある力を使う方法を知らなかったので使わなかっただけです。
あなたは「悟りは難しい」と、無造作に、無意識的に思わされてきました。
そうすることによって自分がそういう未来を創造し続けているということに気付かないままに・・・。
過去を未来へ投影して生きているわけです。
すなわち未来が過去の延長線上にあるのは このためです。
直線的時間を創り出しているのはあなたのこの習慣です。
「今」しかない、この「永遠の今」の連続である宇宙の中に、連続的、
直線的時間の体験を産み出してきたのはあなたなのです。
宇宙に時間と空間があるわけではないのです。
あなたは、毎瞬毎瞬やってくる未来を創造する「今」にある力を使うことを忘れ、せっせと過去の体験から未来を計画していきます。
あなたがこれまで蓄積してきた全ての学びを、ひとつずつ手放していくことです。
静かに目を閉じ、第3の目にあなたの意識を集中して下さい。閉じたあなたの両眼で、自分の第3の目を凝視して下さい。
3分もたてばあなたの眉間がむずむずしてくるのを感じる事でしょう。
もし何も感じない方は「ムズムズしてきた」と思って下さい。
そして心の中で、自らの記憶を呼び覚ますつもりでこう言って下さい。
「悟りの道は簡単である。覚醒は万人に約束された道です
このゲームの出口は、今、この瞬間にあります。
もしあなたがこのゲームをそろそろ終わりにしてみようと考えるのでしたら、今までまで信じていた全ての観念をドブに捨て、観念の牢獄から脱出し、自由に生きてみませんか。