
覚醒
みどりんです。
地球上で暮らす我々人類は、今、その永い永い準備期間の終焉の時を迎え、ついに成人へと脱皮を開始し始めたようです。
長い時を地中で過ごしたセミの幼虫がやがてその時を迎え、自ら脱皮して成虫となって羽化するように。
人はついに幼年期の終わりの時を迎え、成人となって宇宙へと羽ばたきはじめました。
着々と築き上げてきた自我という観念の殻を、自ら打ち破るときがきました。
観念の檻からの脱皮です。
それが覚醒です。
本来の自分に目覚めるという事です。
宇宙人への回帰です。
正しさや正義という道徳観念、宗教的信条などの固いねばならないとかこうあるべきだといった「考え方」という自我の鎧を、自分の力で脱ぎ去らねばならないようです。
あなたの心の内なる世界で、善悪とか、正邪といった、もろもろの判断から解放されたとき、二極制の葛藤の世界から人々は目覚めます。
この時人々は、全体が自分であり、自分は全体の一部であるという、全体と部分の両方の意識感覚を身につけているでしょう。
本来の自分に立ち返るということです。
自分が誰であったかを思い出すということです。
限定された三次元世界の夢から目覚めるということです。
覚醒とはあなたの本質(宇宙意識)に立ち返ること、それは今のあなたが自ら作り上げた、あなたの諸々の信念体系からの解脱によってなされます。
あなたの肉体には、時間と空間が必要です。
そのため、あなたは時間と空間があるという認識を潜在意識の下へ埋め込みました。
あなたが自ら縛っているその紐を解きさえすれば、いとも簡単にあなたはその全体である宇宙意識と出会うことができます。
自我とは記憶のことです。
あなたが、これが自分だと思っている考え方や、あなたの大切にしている正しさや、あなたが目指している理想も含めて、全てが単なる情報であり、移ろいゆく心情的記憶にすぎません。
あなたは、あなたが体験を通して蓄え続けてきた、あなたのあらゆる観念を単に手放すことによって、あなたは偽りの自我から解き放たれます。
あなたが偽りの自分を手放したいか手放したくないか、ただそれだけです。
あなたはそのどちらも選択できます。
でも、 「自分を手放すなんて、とても恐くてそんな恐ろしいことは出来ない」という思いが意識の表面に上がってくる人もいるかもしれません。
どうしても恐くてそんな選択は出来そうもないという人は、それはそれで構いません。
それはたんにあなたがまだそういう時期に到っていないということでしかなく、やがて、なんら恐れることなく自らを手放す時期がやってきます。
その時がやって来るまで、あなたはただあなたの感ずるままに、今、目の前に与えられている環境を体験し、起きてくることに意味をつけずに、ゆったり委ねて楽しんでいると、やがてあなたはそこへ最短距離で導かれて行くことでしょう。
「自分では手放したつもりなのだが、どうも今一つ現実が」という、そんな思いでいる方もまだ大勢いらっしゃるようですが、そんな方は、発見すべき自分の自我に、ただ単にまだ気付いていないということでしかありません。
そのために五感があり、感情が与えられています。あなたの不快感の陰には必ず隠された、まだ未発見のあなたの想念が潜んでいます。
人は不完全さを体験したくて、肉体を持ちました。
もともと完全なる愛が、愛の欠落した状態の舞台を作り上げ、少しずつ自らの内にある大いなる愛に目覚めていくという途方もなく遠大なゲームを開始しました。
ちょうど我々が満ち溢れている空気の存在を実感できにくいように、空気が不足して初めて空気の有り難さが分かるように。
愛が、愛ならざる人という意識を産み出し、内に隠された愛の発見という感動のゲームを考案しました。
人によっては数億年もかけて、営々と堅い堅い個体自我を作り上げてきました。
それもこれも、これから開始される愛の目覚めの感動を体験したいが為に作った自我のゲームです。
あなたにはあなたの目覚めるベストな「時」があります。
あなた固有の覚醒をお楽しみ下さい。
覚醒は、あなたがあなたの隠された自我に気付く事によって成されます。
そしてそのために、あなたがあなたの自我に気付くよう、あなたのまわりに他人なる者があなたのために配材されています。
元々光であるあなたは、他人という鏡なくして、自分を見ることは出来ません。
光は反射する鏡があって初めて自分を認識できる性質のものなのですから。
他人とは、あなたにあなたの自我のあり様を伝えてくれる、大切な大切なメッセンジャーのことです。
あなたの目に映る総てに気付きのヒントが隠されています。
気付くもあなた次第、見落とすもあなた次第ということです。
目覚めた時、あなたは自分が変容という地球ドラマを特等席で観戦している事に気付くでしょう。
とてつもなく面白いゲームです。
その全てが幻であったことに気づきます。
ゲームを続けるか目覚めるか、あなたの自由です。