
今より未来が大切ですか?
みどりんです。
多くの人は、「今この瞬間」にはほとんど存在していません。
なぜなら、人々が関心を寄せているのは、「次の瞬間」あるいは「そのまた次の瞬間」だからです。
ですから、ほとんどの人は未来に向かって生きています。
人々は「次の瞬間」に向かって生きているのです。
そして、無意識なのですが、人々は「たどり着く必要のある未来の地点」は、「今この瞬間」よりもっと大切だと考えているのです。
そこにたどり着きたいと必死に思っている「未来の瞬間」の方が大切で、できるだけ早く今を終わらせて最終目的地にいかなければ・・・と思っていることに気づいていません。
小さなことに対しても大きなことに対しても、人々は同じことをしています。
人々は、未来というのは思考という形として頭の中にしか存在していないということがわかっていないのです。
ですから、あなたが未来に向かって生きているときはいつでも、あなたは思考が作り出す概念的現実のわなにはまって生きているということなのです。
あなたにとって、それはいつでも、今ここにある目の前の現実よりも、もっと重要なことだと思い込まされているのです。
人生には「今」しかない
なぜなら、あなたの全人生は「今この瞬間」の連続で成り立っているからです。
たとえ過去を思い出したとしても、あなたが過去を思い出せるのは「今」しかありません。
また、未来のことを考えるとしても、あなたが未来を考えられるのは「今」しかないのです。
でも、人々は「今この瞬間」を無視し、「今この瞬間」をまるで乗り越えなくてはならない障害物であるかのように生きています。
どこかもっといいところにたどり着くために生きているのです。
でもその時は決してやって来ません。
それは人生を辛くするだけ苦悩するだけです。
人生が「努力」になってしまう生き方だからです。
「今」いるところで、「今していること」に最善を尽くす。
あなたがどんなことをしていようと今していること、そこに没頭することです。
たとえそれが、これからの30年間にあなたが望む人生の目的にそぐわないように思えても、あなたが今どんなことをしていようと、今していることに没頭することです。
この瞬間に対して忠実であることが、人生に対して忠実であることなのです。
どんなときも、この第一歩しかありません。
だから、そこにあなたの最大限の注意を向け目的地は二次的なものです。
あなたがあなたの目的を達成して、そこで出会うものは、この第一歩の資質次第なのです。
与えられた瞬間瞬間に、あなたがどんなことをしていようと、あなたが最善を尽くしてやっていれば、それが最高な次の瞬間へと導いてくれます。
だから、次にどうなるのだろうかと心配する必要がなくなるのです。
あなたは今この瞬間に最善を尽くすだけです。
どんな未来を体験するかは「今」のあなたで決まる!
人々がここに気づくことは素晴らしいことです!「人生には今しかない、いつも今なんだ!」この気づきは、すごいことなのです!
でも実際は、ほとんどの人が、目的地、ゴールを重要視して人生を生きています。
目的とそのための手段の方が「今」よりもっと重要だと思っているからです。
あなたがどんな未来を体験するかは、あなた自身が今決めているということです。
それは、あなたがこの瞬間と完全にひとつになろうと決めることで決まっていきます。
エックハルトトール参照